「なぜ製袋は機械ではなく、手作業なんですか?」
「機械の方が効率よく、安くできるのでは?」
——そんなご質問をいただくことがあります。
確かに、機械による大量生産のほうが効率もコストも良く見えると思いますし、正直に言うと、くま袋のやり方は、今の時代の主流からは少し外れているかもしれません。
くま袋では、製袋をすべて“手作業”で行っています。
自動化された機械製造ではなく、人の手による作業にこだわる理由。
それは、私たちが「雇用を生み出すものづくり」もまた、大切な使命だと考えているからです。
人の手が入ることで、地域の仕事が生まれ、つながりも広がっていきます。
一方で、人が関わる分、時間がかかり、課題が増えるのも事実です。
効率だけを求めるのなら、きっと私たちのやり方は遠回りに見えるでしょう。
それでもくま袋は、「時間がかかるものづくり」と真剣に向き合い、
発生する課題にも一つひとつ丁寧に対応しながら、持続可能な生産体制を築いています。
ウィークポイントに見える部分こそが、私たちの大切にしている価値。
手間がかかる分、心を込めて届けたいと、本気で思っています。
人の手が関わるからこそ、品質への責任はより重くなる。
だからこそ、くま袋では、技術力の高い指導員が常駐し、作業ひとつひとつに目を配りながら、
厳格なチェックと検品を行っています。
お届けするのは、“確かな商品”だけ。そこに、甘えはありません。
また、生産力の安定と向上を図るため、スタッフの増員・募集も随時行い、
チーム全体の体制強化にも取り組んでいます。
くま袋は、安売りや値引きには頼りません。
他社の価格競争に巻き込まれることなく、はじめから手作業にかかる費用を反映させた
独自の適正価格をご提示しています。
「質の高い紙袋を、最適な価格で」——それが、くま袋の考える本当の価値です。
“安くない紙袋”を作ることには自信があります。